【1256号】BOY&BOYISH設定~陽太とリン、チアリーディングに挑戦 令和080915

 

BOY&BOYISH

陽太とリン、チアリーディングに挑戦



海老楽大学の学内イベントで、新しい企画が持ち上がりました。

「BOY&BOYISH、チアリーディングチャレンジ」

いつものダンスとは勝手が違います。

陽太は最初、ポンポンを渡されて無言。

リンはそれを見て、

「似合ってるよ」

と笑います。

陽太は一言。

「お前のほうが慣れてそう」

「スカート履いてるからって、チア経験者じゃないからね?」

スタートからいつもの二人です。



リン、まさかの適性あり

基礎練習が始まると、意外なことが分かります。

リンはターンが得意なので、チアの振付との相性がかなり良い。

腕の角度、足の位置、回転後の停止。

普段から振付の精度にうるさいだけあって、フォームを覚えるのも早い。

「リン、もう一回」

「今の何度ずれてた?」

「そこまで測ってない」

「測ろうよ」

指導役の学生まで苦笑いです。

しかもチア用のプリーツスカートに着替えても、本人はいつも通り。

「普段とそんなに変わらないね」

と平然。



陽太はジャンプ担当

一方の陽太。

ターンは普通。

でもジャンプになると急に強い。

もともとBOYとして、踏み込みと着地の安定性が武器です。

両足で大きく踏み切り、空中で姿勢を整え、着地。

「陽太、チア向いてるじゃん!」

リンが言うと、

「ジャンプだけな」

と返します。

そこへカイル。

「いや、その着地はかなり使える」

陽太、無言でポンポンを持ったまま固まります。



カイル、演出魂に火がつく

最初は単なる体験企画だったはずなのに、カイルが本気になってきます。

「BOYとBOYISHで動きを分けよう」

陽太は低く、強く、大きく。

リンは高く、速く、きれいに。

いつものBOY&BOYISHそのままです。

カイルはさらに、

「最後だけ二人同時にジャンプ」

と言い出します。

陽太:「普通に終わろう」

リン:「やろう」

陽太:「お前、楽しんでるな」

リン:「かなり」




彩花は当然ブログ係

田中彩花は最初からカメラを構えています。

「今日は絶対記事になる」

練習中、陽太が真顔でポンポンを振っている写真。

リンがターンしてプリーツを大きく広げている写真。

そして二人が振付を間違えて顔を見合わせて笑った瞬間。

全部撮ります。

彩花のメモには、

「BOY&BOYISH、ダンスだけじゃなかった。」

と大きく書かれていました。


そして本番

海老楽大学のイベントステージ。

二人はチア仕様の夏衣裳で登場します。

陽太は、紺系トップスにスラックス。

リンは、同系統のトップスにプリーツスカート。

もちろんBOYとBOYISHの基本構成は崩しません。

音楽スタート。

陽太が力強く前へ。

リンがターン。

二人で腕を大きく広げる。

会場から歓声。

途中から観客も手拍子を始めます。

最後はカイル案の同時ジャンプ。

陽太は高く、安定。

リンは軽やかに。

着地と同時に二人でポンポンを上げる。

大成功。




終演後

リンは息を切らしながら、

「これ、普通のダンスより疲れるね」

陽太は、

「もうやらない」

と言います。

彩花が聞きます。

「本当に?」

陽太は少し考えて、

「……次はもうちょっと練習してから」

リン、大笑い。

カイルはすでに次の構成を書いていました。

こうしてBOY&BOYISHに、またひとつ新しい演目が増えました。

ダンス、地域イベント、そしてチアリーディング。
二人は相変わらず、大学生活を全力で遊びながら広げています。

人気の投稿