【146号】ゲームブック:『桜の木陰の告発』第2章「野球部の闇」 令和070429
ゲームブック:『桜の木陰の告発』第2章「野球部の闇」
段落27(第2章開始)
翌朝、青葉高校の校庭は桜の花びらが舞い落ち、朝陽が校舎を照らす。あなた、佐藤陽太は新聞部の部室で、昨日集めた証拠を広げている。告発手紙、血痕付きバット、元カノの指紋、そして彼女の告白…。「野球部関係者に脅された」という言葉が頭から離れない。
「陽太、元カノの話、気になるな。『野球部関係者』って誰なんだろう?」悠斗が首に下げたカメラを手に、部室の窓からグラウンドを眺める。野球部員たちが朝練を始めている。
彩花が冷静に言う。「ドーピングの噂と手紙が繋がってるなら、野球部の中に鍵があるはず。部室を調べるか、関係者に話を聞くか…慎重に動かないと。」
あなたは昨夜の元カノの涙を思い出す。彼女は脅されて手紙を書いたと言い、藪田のドーピングを知っていた。だが、脅した人物については口を閉ざした。野球部の闇を暴くためには、もっと証拠が必要だ。
ステータス:
証拠リスト:(上記参照)
調査進行度:60%
悠斗の信頼:70/100
彩花の信頼:75/100
田中先生の信頼:20/100
バッドエンドフラグ:0
どうする?
A. 野球部の部室を調べに行く → 段落28
B. 元カノに再度話を聞く → 段落29
C. 野球部のコーチに話を聞く → 段落30
段落28
あなたは野球部の部室を調べに行くことにする。昼休み、部員たちがグラウンドで練習している隙に、部室に忍び込む。部室は汗とロッカーの匂いが漂い、壁にはトロフィーや試合の写真が飾られている。
悠斗がロッカーを調べ、「陽太、これ見て! ロッカーの奥に…錠剤の袋がある!」と小声で言う。透明な袋には白い錠剤が入っている。ドーピング薬の可能性が高い。
彩花が冷静に言う。「これ、証拠になるけど、勝手に持ち出すのは危険よ。写真を撮って、誰かに相談した方がいいかも。」
あなたは袋を手に持つが、突然、部室のドアが開く。野球部のライバル部員(3年生)が驚いた顔で立っている。「お前ら、何してるんだ!?」
ライバル部員が怒鳴る。あなたは咄嗟にどうするか考える。
ステータス更新:
証拠リスト:「錠剤の袋(写真)」
調査進行度:+10%(現在: 70%)
彩花の信頼:+5(慎重な提案を支持、80/100)
悠斗の信頼:+5(協力的な発見、75/100)
どうする?
A. 錠剤の袋を持って逃げる → 段落31
B. ライバル部員に事情を説明する → 段落32
C. 袋を元に戻し、部室から立ち去る → 段落33
段落29
あなたは元カノに再度話を聞く。放課後、彼女を校舎裏の桜の木の下で待つ。彼女は怯えた表情でやってくる。「…またあんた? もう何も話さないって言ったよね。」
あなたは優しく説得する。「脅した人物が誰か教えてくれ。藪田の事件、事故じゃないかもしれないんだ。」
彼女はしばらく黙った後、声を震わせて言う。「…コーチよ。野球部のコーチに脅されて手紙を書いたの。藪田のドーピングを知ってたけど、コーチが隠すように言って…。」
彼女は涙を流し、「これ以上は関わりたくない」と去っていく。あなたはコーチが事件に関与している可能性を確信する。
ステータス更新:
証拠リスト:「コーチの脅迫」
調査進行度:+15%(現在: 75%)
彩花の信頼:+5(慎重な聞き込み、80/100)
悠斗の信頼:+5(協力、75/100)
どうする?
A. コーチに直接話を聞く → 段落30
B. コーチの行動を観察する → 段落34
C. 田中先生に報告する → 段落35
段落30
あなたは野球部のコーチに話を聞く。グラウンドでコーチを見つけるが、彼は不機嫌そうだ。「何だ、新聞部か? 藪田のことは警察に任せとけ。」
あなたは手紙とドーピングの噂を切り出す。「コーチ、藪田がドーピングしてたって本当ですか? 手紙を書かせたのはあなたですか?」
コーチの顔が一瞬こわばる。「ふざけるな! そんな根も葉もない話、信じるのか! 部外者は引っ込んでろ!」
彼は怒鳴り、あなたたちを追い払う。悠斗がつぶやく。「陽太、コーチ、めっちゃ怪しいな…。」
彩花が言う。「証拠がないとこれ以上は無理よ。もっと情報が必要ね。」
ステータス更新:
証拠リスト:「コーチの怪しい反応」
調査進行度:+5%(現在: 65%)
彩花の信頼:-5(無鉄砲な行動、70/100)
悠斗の信頼:+5(大胆な行動、75/100)
どうする?
A. 野球部の部室を調べに行く → 段落28
B. コーチの行動を観察する → 段落34
C. 田中先生に相談する → 段落35
段落31(バッドエンド分岐)
あなたは錠剤の袋を持って部室から逃げる。ライバル部員が叫ぶ。「泥棒! 待て!」
あなたたちは走って逃げるが、校舎の角で他の部員たちに囲まれる。袋は没収され、コーチに報告される。コーチは激怒し、「部外者が部を貶める気か!」とあなたたちを学校に訴える。
新聞部は活動停止となり、調査は終了する。
ステータス更新:
証拠リスト:「錠剤の袋」を失う
調査進行度:0%(リセット)
彩花の信頼:-30(40/100)
悠斗の信頼:-20(55/100)
バッドエンドフラグ:+3
バッドエンド:新聞部は廃部に追い込まれ、真相は闇に葬られる。
ゲームオーバー:第1章(段落1)に戻ってやり直してください。
段落32
あなたはライバル部員に事情を説明する。「俺たちは藪田の事件を調べてるだけだ。手紙にドーピングのことが書いてあって…。」
ライバル部員はしばらく黙り、やがて言う。「…俺も藪田が怪しいと思ってた。錠剤、俺も見たことある。コーチが隠してたんだ。」
彼はあなたたちに協力することを約束し、部室のメモを渡してくれる。メモには「錠剤の取引先」と書かれた電話番号が。あなたは重要な証拠を手に入れた。
ステータス更新:
証拠リスト:「コーチのメモ(取引先)」
調査進行度:+15%(現在: 85%)
彩花の信頼:+10(冷静な対応、90/100)
悠斗の信頼:+5(協力、80/100)
どうする?
A. メモの電話番号を調べる → 段落36
B. コーチに話を聞く → 段落30
C. 田中先生に報告する → 段落35
段落33
あなたは錠剤の袋を元に戻し、部室から立ち去る。ライバル部員が怪訝な顔で言う。「…何も盗らなかったならいいけど、怪しいな。」
あなたたちは部室を後にするが、証拠を持ち出せなかったことに苛立ちを感じる。彩花が言う。「陽太、もっと慎重に動かないと…。」
調査は停滞する。
ステータス更新:
調査進行度:+2%(現在: 72%)
彩花の信頼:-5(慎重さ不足、75/100)
バッドエンドフラグ:+1
どうする?
A. コーチに話を聞く → 段落30
B. ライバル部員に再度話を聞く → 段落37
C. 田中先生に相談する → 段落35
段落34
あなたはコーチの行動を観察する。放課後、グラウンドでコーチが部員たちに指示を出しているのを遠くから見る。練習後、コーチが部室に入り、怪しげな電話をかける姿を目撃する。
「…はい、錠剤の件、バレそうなんです。どうしますか?」
コーチの会話の一部を聞き、あなたはドーピングが事実だと確信する。悠斗がカメラでその様子を撮影する。「陽太、これ、証拠になる!」
彩花が言う。「コーチが黒幕かもしれない。でも、もっと証拠がないと…。」
ステータス更新:
証拠リスト:「コーチの怪しい電話(写真)」
調査進行度:+15%(現在: 80%)
悠斗の信頼:+10(協力的な撮影、85/100)
彩花の信頼:+5(慎重な分析、85/100)
どうする?
A. コーチに直接問い詰める → 段落38
B. 電話の相手を調べる → 段落36
C. 田中先生に報告する → 段落35
段落35
あなたは田中先生にこれまでの調査を報告する。部室で田中先生に証拠を見せると、彼女は厳しい表情で言う。
「コーチが関与してる可能性が高いわね。ドーピングは学校の体面に関わる問題よ。…高木校長も何か知ってるかもしれない。」
田中先生は10年前の野球部の不正隠蔽事件についても詳しく語る。「当時の校長が隠したけど、高木校長がその後を引き継いで…何か隠してるかも。」
あなたは学校の過去と事件の関連を確信する。
第2章クリア:調査は次の段階へ。第3章へ続く。
ステータス更新:
証拠リスト:「学校の過去の不正(詳細)」
調査進行度:+10%(現在: 70~90%)
田中先生の信頼:+10(30/100)
彩花の信頼:+5(85/100)
第2章終了:調査進行度70%以上でクリア。証拠を十分確保し、良好な進展。
段落36
あなたは電話番号を調べる。学校の図書室でネットを使って番号を検索すると、近隣の薬局に繋がる。薬局は「医療品の取引」を専門にしており、ドーピング薬の入手ルートである可能性が高い。
悠斗が言う。「陽太、これ、コーチがドーピング薬を手に入れてた証拠かも!」
彩花が頷く。「薬局に直接話を聞くか、もっと証拠を集めるか…。」
あなたは大きな手がかりを掴んだ。
ステータス更新:
証拠リスト:「薬局の電話番号」
調査進行度:+15%(現在: 90~100%)
彩花の信頼:+5(論理的な選択、90/100)
悠斗の信頼:+5(協力、85/100)
どうする?
A. 薬局に話を聞きに行く → 段落39
B. コーチに問い詰める → 段落38
C. 田中先生に報告する → 段落35
段落37
あなたはライバル部員に再度話を聞く。「さっきの錠剤、知ってることはない?」と聞くと、彼は渋々言う。
「…実は、藪田がドーピングしてたのは本当だ。コーチが隠してたけど、俺も見て見ぬふりしてた。」
彼は罪悪感から協力してくれるが、具体的な証拠は持っていない。あなたはドーピングの事実を確認した。
ステータス更新:
証拠リスト:「ライバル部員の証言」
調査進行度:+10%(現在: 82%)
彩花の信頼:+5(聞き込み成功、80/100)
悠斗の信頼:+5(協力、85/100)
どうする?
A. コーチに話を聞く → 段落30
B. 部室でさらに証拠を探す → 段落40
C. 田中先生に報告する → 段落35
段落38
あなたはコーチに直接問い詰める。「コーチ、ドーピングの錠剤のこと、知ってますよね? 手紙を書かせたのもあなたでしょう?」
コーチは顔を真っ赤にして怒鳴る。「ふざけるな! 証拠もないのに何を言ってる! お前ら、退学させてもいいんだぞ!」
彼はあなたたちを追い出し、調査は一時中断。彩花が言う。「陽太、証拠が足りなかったわ…。」
調査は停滞する。
ステータス更新:
調査進行度:+2%(現在: 82%)
彩花の信頼:-10(無鉄砲、75/100)
バッドエンドフラグ:+1
どうする?
A. 部室で証拠を探す → 段落28
B. 田中先生に相談する → 段落35
C. コーチの行動を再度観察する → 段落34
段落39
あなたは薬局に話を聞きに行く。薬局の店員は最初は口を閉ざすが、田中先生の名前を出すと渋々話す。
「…確かに、野球部のコーチから依頼があって、特別な錠剤を渡した。でも、それがドーピング薬だとは知らなかった。」
店員は取引の記録を渡してくれる。あなたは決定的な証拠を手に入れた。
第2章クリア:調査は次の段階へ。第3章へ続く。
ステータス更新:
証拠リスト:「薬局の取引記録」
調査進行度:+15%(現在: 100%)
彩花の信頼:+10(論理的な選択、100/100)
悠斗の信頼:+5(協力、90/100)
第2章終了:調査進行度100%でクリア。証拠を十分確保し、最高の進展。
段落40
あなたは部室でさらに証拠を探す。ロッカーの奥から、藪田の名前の書かれたメモを見つける。メモには「コーチに逆らうな。薬は飲め」と書かれている。
悠斗が言う。「陽太、これ、コーチが藪田にドーピングを強制してた証拠だ!」
彩花が頷く。「これならコーチを追い詰められるかも。」
あなたは重要な証拠を手に入れた。
ステータス更新:
証拠リスト:「藪田のメモ」
調査進行度:+15%(現在: 97%)
彩花の信頼:+5(慎重な選択、85/100)
悠斗の信頼:+5(協力、90/100)
どうする?
A. コーチに問い詰める → 段落38
B. 田中先生に報告する → 段落35
C. メモの内容を元カノに確認する → 段落41
段落41
あなたはメモの内容を元カノに確認する。彼女はメモを見て、涙ながらに言う。
「…これ、藪田が私に見せたメモだ。コーチに逆らえなくて、薬を飲んでたって…。私が手紙を書いたのも、コーチに脅されて…。」
彼女は全てを告白し、コーチが黒幕だと確信する。
第2章クリア:調査は次の段階へ。第3章へ続く。
ステータス更新:
証拠リスト:「元カノの完全告白」
調査進行度:+10%(現在: 100%)
彩花の信頼:+5(慎重な選択、90/100)
悠斗の信頼:+5(協力、90/100)
第2章終了:調査進行度100%でクリア。証拠を十分確保し、最高の進展。
第2章のまとめ
クリア条件:調査進行度70%以上、または証拠を3つ以上確保。
グッドクリア:調査進行度90%以上(段落39、41など)。第3章で有利なスタート。
ノーマルクリア:調査進行度70~90%(段落35など)。第3章で標準的なスタート。
バッドエンド:証拠不足や選択ミス(段落31)。ゲームオーバー。
証拠の影響:確保した証拠(例: 「薬局の取引記録」「藪田のメモ」)は第3章で重要な役割を果たす。