【328号】 青葉高校新聞部~心のスクープ~ 令和070608
第1話:新聞部の出会いと心のスクープ
シーン1:青葉高校の春
2025年4月、春。青葉高校の桜並木は、満開の花びらが舞う。藤田悠斗(16歳、1年)は、制服のネクタイを緩め、新入生歓迎会の部活ブースを覗く。丸顔に垂れ目の純粋な瞳、黒髪のウェーブが風に揺れる。祖父・明夫の古い記者ノートを手に、呟く。
「祖父ちゃん…新聞部、俺の夢、始められるかな…」
新聞部ブースで、佐藤陽太(17歳、2年)がマイクを手に叫ぶ。切れ長の目と爽やかな笑顔が、桜の下で輝く。
「よ、新入生!青葉高校新聞部だ!スクープで心を掴むぜ!入部、待ってるぞ!」
悠斗がノートを握り、ブースに近づく。陽太が目ざとく気づき、笑う。
「お、1年坊!新聞、興味ある?俺、部長の佐藤陽太。名前は?」
「ふ、藤田悠斗です…新聞、書きたいです」
そこへ、山田彩花(16歳、1年)がポスターを抱えて現れる。ショートカットの黒髪と柔らかな笑顔が、ブースを温める。
「陽太、うるさいよ!悠斗くん、よね?私、山田彩花。陽太の幼馴染で、新入部員。よろしくね!」
「彩花さん、よろしく…陽太先輩、かっこいいですね」
陽太が「かっこいい?ハハ、いいね、悠斗!」と肩を叩く。彩花が「陽太、調子に乗らない!」と突っ込み、三人が笑う。桜の花びらが、三人の出会いを祝福する。
シーン2:新聞部の初取材
新聞部室。古い机にパソコンと新聞が散らばる。陽太が部員を集め、初号外の企画を発表。
「1年歓迎号、スクープでいくぜ!テーマは『新入生の夢』。悠斗、彩花、インタビュー行ってみねえ?」
悠斗がノートを手に、緊張しながら頷く。
「陽太先輩、俺、人の想い、書きたいです…でも、上手く話せるかな…」
陽太が笑う。
「悠斗、お前の純粋な目、絶対心を掴むぜ。俺も昔、怪我で凹んだ時、人の話聞いて救われた。彩花、悠斗のフォロー頼むな!」
彩花が「陽太、任せて!悠斗くん、君の笑顔、インタビューにピッタリよ」と笑う。校庭で、悠斗と彩花が新入生にインタビュー。悠斗がぎこちなく質問するが、相手の「医者になりたい」の言葉に目を輝かせる。
「医者…俺、祖父ちゃんの『心のスクープ』、この想い、書きたい!」
陽太が遠くから見守り、呟く。
「悠斗、なんか…心、動くんだよな…」
シーン3:部室のドキドキ
夕方、部室。悠斗が初記事を書き、陽太に渡す。陽太が読み、目を細める。
「悠斗、めっちゃいいじゃん!新入生の夢、ビビッと伝わる。写真も優しいな」
悠斗が顔を赤らめ、「陽太先輩、ありがとう…先輩の編集、かっこいいです」と呟く。陽太がふと胸の傷痕に触れ、言う。
「俺、中学で事故って、バスケ辞めたんだ。新聞部で、人の心、伝えるのハマってさ。悠斗の記事、なんか…俺の傷、癒すんだよな」
悠斗が目を潤ませ、「陽太先輩…俺、先輩の心、もっと書きたいです」と言う。彩花がポスターを貼りながら、「陽太、悠斗くん、なんかいい雰囲気!」とからかう。悠斗が「彩花さん!や、やめてよ!」と慌て、陽太が笑う。三人の笑顔が、部室をのんびり温める。
シーン4:桜並木の約束
夜、桜並木。陽太と悠斗が部室の片付け後、帰路を歩く。陽太が言う。
「悠斗、お前の記事、部員みんな感動してたぜ。次はもっとでかいスクープ、一起に追おうな」
悠斗がペンダントを握り、頷く。
「陽太先輩、俺、先輩と記事書くの、めっちゃ楽しいです。祖父ちゃんの夢、叶えたい…」
陽太が悠斗の肩をぽんと叩き、笑う。
「悠斗、俺もだ。お前の純粋さ、なんか…心、ドキッとさせるな」
悠斗が顔を赤らめ、呟く。
「陽太先輩…俺、もっと先輩のこと、知りたいです」
桜の花びらが舞う中、二人の心に恋の芽がのんびり芽生える。
シーン5:悠斗の部屋
夜、悠斗の部屋。机に祖父の記者ノートと初号外。悠斗は日記に書く。
「陽太先輩の笑顔、めっちゃキラキラ。彩花さんの応援も、ほっこり。俺、新聞部で夢、始まったよ」
母・恵美に電話。
「母ちゃん、今日、新聞部で記事書いた!陽太先輩、かっこよくて…彩花さんも優しいよ」
恵美が笑う。
「悠斗、素敵な仲間だね。祖父ちゃん、君の笑顔、喜んでるよ」
悠斗がノートを手に、呟く。
「祖父ちゃん、母ちゃん…俺、陽太先輩と、もっと心のスクープ、書くよ」
窓の外、青葉市の星空がのんびり瞬く。
エンディング
青葉高校の桜並木。陽太、彩花、悠斗が笑い合う。悠斗のナレーション。
「新聞部は、夢の第一歩だった。陽太先輩の笑顔は、俺の心をドキッとさせた。俺、心のスクープ、追いかけるよ」
画面が暗転し、桜の花びらが舞う。悠斗の純粋な心が、友情と恋の光でのんびり輝く。