【1255号】BOY&BOYISH設定~陽太とリンのキャンパス生活 令和080915
陽太とリンのキャンパス生活
海老楽大学で過ごす、ステージの外のふたり
BOY&BOYISHとして地域でも知られるようになった陽太とリンですが、海老楽大学ではあくまで普通の大学生です。
ステージでは対照的な二人も、キャンパスでは意外と落ち着いた日常を送っています。
陽太は朝が早く、講義開始よりかなり前に大学へ着くタイプ。図書館や空いているラウンジで課題を進め、時間になると静かに教室へ向かいます。
リンは少し遅めですが、遅刻はほとんどしません。スカート姿もすっかり日常になっていて、大学ではもう誰も珍しがりません。
「リン、今日その色なんだ」
「うん。こっちのほうが歩きやすいから」
そんな会話で終わります。
以前のように「男性なのに?」と聞かれることはほぼありません。
昼休みは学食
二人がよく行くのは大学の学食。
陽太は注文を決めるのが早く、だいたい定食。
リンはメニューを見ながら迷います。
「陽太、どっちがいいと思う?」
「好きなほう」
「参考にならない」
「じゃあ両方」
「もっと参考にならない」
こういう、どうでもいい会話をしているときが一番大学生らしい二人です。
そこへ彩花がノートPCを持って合流し、カイルも企画書を抱えてやってきます。
気づけば食事より、次の地域イベントの話になっています。
講義では優等生
BOY&BOYISHの活動が目立つため、派手な学生と思われることもあります。
でも実際には、陽太もリンも成績優秀。
講義ではかなり真面目です。
陽太は必要なところだけきれいにノートを取るタイプ。
リンは細かく書き込み、あとで整理し直します。
グループワークになると、陽太は進行を黙って支え、リンは意見をまとめる役。
二人とも前に出たがる性格ではないのに、最後には自然と中心にいます。
放課後は練習
授業が終わると、大学の多目的ホールや体育施設へ。
ここからBOY&BOYISHの時間です。
陽太は踏み込みや着地を確認。
リンはターンの角度やスカートの広がりを鏡で確認。
カイルは少し離れたところから全体を見る。
彩花は写真を撮ったり、記事用のメモを取ったりします。
「リン、今のターンちょっと速い」
「分かった。もう一回」
「陽太、入りを半拍遅く」
「了解」
ステージ上では華やかですが、練習はかなり地味です。
同じ動きを何度も繰り返します。
キャンパスを歩けば声をかけられる
認知度が上がってからは、学生だけでなく大学周辺の人からも声をかけられるようになりました。
「この前のお祭り見ました」
「敬老会、祖母が喜んでました」
「次の出演いつですか?」
陽太は少し照れながら、
「ありがとうございます」
と短く答えます。
リンは、
「また見に来てください」
と笑顔。
二人とも、人気者になったからといって態度はあまり変わりません。
リンの日常スタイル
リンにとってスカートは、もう特別な衣裳ではありません。
講義の日も、図書館へ行く日も、友人とカフェへ行く日も自然に選びます。
もちろんスラックスの日もあります。
ただ、
「今日はどっち?」
と聞かれる程度。
ある日、リンがスラックスで大学へ行くと、逆に友人から言われました。
「今日スカートじゃないんだ」
リンは笑って、
「俺、スカートしか持ってないと思われてない?」
陽太は横から、
「半分くらいはそう思ってる」
「陽太まで言う?」
帰り道
練習が終わるころには夕方。
二人は昔と同じように並んで帰ります。
中学時代と違うのは、今のリンはもう自分を隠していないこと。
陽太も、昔と変わらずその隣にいます。
「今日、疲れた」
「ターンやりすぎ」
「陽太もジャンプやりすぎ」
「俺は安定してる」
「自分で言うんだ」
くだらない話をしながら駅へ向かう。
ステージの歓声も、地域からの期待もない時間。
それでも二人にとっては、この普通の帰り道が一番長く続いている時間です。
BOY&BOYISHはステージで作られたユニットですが、陽太とリンの関係は、キャンパスの日常の中で育ち続けています。







