【1282号】BOY&BOYISH設定~BOY&BOYISH 4、思わぬ事件に遭遇 令和080918

 


BOY&BOYISH 4、思わぬ事件に遭遇

「ヒーローになるつもりじゃなかった」

その日は、海老楽市内の大型スーパー、スーパー海老楽で地域交流イベントが開かれていました。

BOY&BOYISH 4の陽太、リン、蓮、悠真は、買い物客向けのミニステージや子どもたちとの交流企画に参加していました。

ステージを終えた四人は、スタッフに挨拶し、少し疲れた様子で店を出ようとしていました。

陽太が言います。

「今日は結構動いたな」

蓮。

「子ども向けのダンス、思ったより体力使いますね」

悠真。

「でも楽しかったです」

リンも笑って、

「帰ったら甘いもの食べたい」

そんな、いつもの帰り道でした。


不自然な動き

スーパーの出口付近。

リンがふと足を止めました。

一人の男が、商品を抱えたまま妙に周囲を気にしています。

そして、そのまま精算せず出口方向へ。

リンが小声で言います。

「……あの人、レジ通ってないよね?」

陽太も気づきました。

蓮が店員を探します。

その瞬間。

男は四人に気づき、急に走り出しました。

「待ってください!」

陽太が声をかけます。

しかし男は止まりません。


リンと悠真が追う

リンと悠真が反射的に走り出しました。

二人とも普段からダンスで鍛えているだけあって速い。

陽太は蓮に言います。

「店員さん呼んで。俺、警察に連絡する」

蓮。

「分かりました!」

役割が自然に分かれました。


追いついた二人

駐車場の端。

リンと悠真は男に追いつきます。

リンが呼びかけました。

「もう逃げないでください!」

男は振り返り、激しく抵抗しました。

その手には、ナイフのようにも見えるもの。

悠真の表情が変わります。

「リン先輩、下がって!」

相手が腕を振った瞬間。

悠真は距離を取りながら、足元への動きでその物を弾き飛ばしました。

金属音。

それは地面を滑り、数メートル先へ。

リンはその隙を見逃しませんでした。

男の体勢が崩れたところで接近し、勢いを利用して背負投の形で倒し、そのまま押さえ込みました。

「動かないで!」

悠真もすぐ横で周囲を確認します。


陽太と蓮が合流

ほどなくして陽太と蓮が駆けつけました。

陽太。

「二人とも大丈夫か?」

リン。

「俺は平気」

悠真。

「僕も大丈夫です」

蓮は地面に落ちた刃物らしき物を見て、顔色を変えました。

「これ……危なかったですよ」

陽太も厳しい表情になります。

「本当に無茶したな」

数分後、通報を受けた警察官が到着。

男はその場で身柄を確保されました。

四人は事情聴取を受け、店員や目撃者からも状況が確認されました。


店長からのお礼

スーパー海老楽の店長は何度も頭を下げました。

「本当にありがとうございました」

でもリンは少し困った顔。

「いや、結果的に止められただけです」

悠真も、

「もう少し危なかったら、近づかないほうがよかったと思います」

と答えました。

陽太は、

「次からはまず店員さんと警察ですよ」

と、むしろ自分たちに言い聞かせるように言いました。

蓮も深くうなずきます。


カイルと彩花の反応

翌日。

地域活動部の部室。

事件の話を聞いた彩花は、開口一番、

「ちょっと!」

リンと悠真が同時に姿勢を正します。

「ナイフみたいなもの持ってたんでしょ?」

リン。

「結果的には大丈夫だったけど……」

彩花。

「結果じゃないの!」

カイルも珍しくかなり真剣でした。

「二人とも、次からは追わないで。まず通報。安全が最優先」

悠真。

「はい……」

リン。

「すみません」

陽太が横から、

「俺も止めきれなかったから」

蓮も、

「僕もです」

彩花はため息。

「四人とも、地域活動部の大事なメンバーなんだからね」

カイルも、

「勇気と無茶は別物だよ」

と静かに言いました。

その言葉に、全員がうなずきました。


後日、警察署から連絡

数週間後。

海老楽大学に一本の電話が入りました。

海老楽警察署からでした。

事件の際、

  • 犯人発見後に通報につないだこと
  • 周囲への被害拡大を防いだこと
  • 店員との連携
  • 警察到着まで現場を確保したこと

が評価され、四人に海老楽警察署長表彰を行いたいという連絡でした。


表彰式

警察署の講堂。

制服姿の四人が並びます。

署長から一人ずつ表彰状。

陽太。

リン。

蓮。

悠真。

拍手が起きました。

署長は最後に言いました。

「勇気ある行動には感謝します。ただし、危険を感じた場合は無理をせず、まず警察へ通報してください」

四人は深く頭を下げました。

「はい」


帰り道

表彰式の帰り。

悠真が表彰状を見ながら言います。

「まさか入部してこんなことになるとは思わなかったです」

蓮。

「普通はならないよ」

リン。

「俺も思ってない」

陽太。

「次はもっと平和な表彰がいいな」

四人とも笑います。


部室に飾られた表彰状

表彰状は地域活動部の部室に飾られました。

その横には、彩花が小さな紙を貼りました。

『勇気は大事。でも無茶はしない。』

カイルはそれを見て、

「これ、部のルールにしよう」

陽太。

「賛成」

リン。

「異議なし」

悠真。

「はい」

蓮。

「絶対そのほうがいいです」

こうして事件は、四人の武勇伝ではなく、

“地域を守るには、自分たちの安全も守る”

という新しい教訓として残りました。

BOY&BOYISH 4は人気者であり続けましたが、その後は以前にも増して、イベント先での安全確認と連携を大切にするようになったのです。




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